認めたくなかったことを沢山認めるターンがやってきた。出来ないことを出来ると言った回数。嫌いなのに好きと言った回数。大丈夫じゃないのに大丈夫と言った回数。怖かった。何も無いのに、何でも持っているふりだけうまかった。抱え込んでいたのに、すごく軽いふりをした。なんで人に期待したらいけないの？人に期待できる自分が好きだった。度胸が沢山あった。
お部屋を暖かくしてくれてありがとう。駅まで迎えに来てくれてありがとう。自分1人だけこの世から忘れられて、そしたらもっとありがとうだったのにな。私の電話に出ない人、私はあなたと友達になりたかったよ。考え事をしなくてもいいよ。何も考えないお得さ、考えると貧乏になる。ママに貰ったシャインマスカットは、好きな人たちに半分以上あげました。
りんごのシャンパンを無理して飲んでくれた先輩。結局わたしのいいところには届いてくれなかった。可愛くて大好きだったのにグロテスクになってしまいましたね、貴方も私も。
ずっと寂しかった。色んな面談の度に、もう無理ですと言いたかった。お酒を飲んでも顔色が変わらない。
着実に1個ずつこなす自分のことが好きだった。ずっとちゃんと結果を残した。でも、何も持ってない時の方が良かった。持ってなかったらこんな思いしなくて済んだんだな。いつも全部簡単に手放した。アルバイトは仕事を覚えて慣れが出てきたら辞めていた。さようならをするのは得意だった。
人に期待しない方がいいよとよく言われるが、別に勝手に期待したのは私だし、相手を悪いとは全く思わない。ただ、またかえってこなかったなーと痛い思いをする自分がいるだけだった。本当はもっとみんなにしつこく言いたいことが沢山あるし、人のことを信じたい。というか私は安心したかっただけなのかもしれない。社交的では無い、誰にも心を開けない。人の懐にはいるのがうまいわけじゃない。私は誰の中にも入れていないどころか触ることも許されていないように思う。
分からないから全部言葉にして欲しい。嫌いなら嫌いと言って、喋りたくないなら喋りたくないと教えて欲しかった。好きだったら好きだと言って欲しかった。色んなことに気づいてしまって、その度苦しくなった。考え事をしたくなかったから、本当は全部言葉で伝えて欲しかった。私の丁寧さは、私だけで、人がそうじゃないのは仕方がないけど。馬鹿だから、また聴きたいと思う。私のためにギターを弾いてくれますか。
