プレゼントに、草臥れたお花

貰ったものを捨てる時ってどんな気持ちだろう、と思いながら、お花も、アクセサリーも、服も、香水も、手紙も、気持ちも、ゴミの日に出しちゃった。そんな夢を見た。
誰とでも話が合うわけじゃないし、好きな話をした時に、うんうんと自然に笑ってくれる人が少しでも身の回りにいたら それで人生満足でしょう。

人と比べて、意地になって、なんにも出来ないと嘆きたい日は、自分宛に叱咤激励の手紙を書く、わたしの面倒は私が見るって決めてるから。わたしの社内連絡ツールのマイチャットには、自分宛の励ましの言葉や、アドバイスめいた文章がたくさん残されている。オフィスで1人で泣いて仕事をした日も、ちゃんと家に帰りついてお化粧を落として、お風呂に入って寝たんだよな。そういえばもう1年間もマニキュアを継続して綺麗に塗っている。剥げてる日なんて無い。こういう自分自身へのちょっとした敬意が好き。

多くの植物が、水をあげないと死んでしまうけど、水をあげちゃいけない植物だってあるんだよ、と誰かに教わった。家の方向へゆっくり動き始めた電車の中で私は、水をあげたら死んでしまう植物に思いを馳せた。方法は、いつもひとつという訳では無い。正解がいくつもあって、不正解もいくつもあるから人生って楽しいの。1個でもずれてたら、私あなたに会えてなかったの。だから、正解と不正解の積み重ねに、恨み辛みを言うわけないよ。もうずっと、車窓から見える駅のホームにまた誰かを探している。