赤子を抱きしめる

水分が多い生活。1日に3回自販機の水を買う。涎が多いから虫歯になりにくい。そして、すぐに泣いてしまう。そんな暮らしで大丈夫です。

わたしが守りたいと思ったものが、別にわたしが守らなくて良かったものだったとき。ただ見てあげてたら良かったんだね。ある雨の日、私に「行かないで」と言った人、私はその日よりずっと前に、どんな風に終わらせたらいいのかを考えていたよ。泣かなくていいようなところで泣くような、そんな柔らかな心が大好きで大嫌いだった。私より、ずっとたくさんの手札があるような、そんなところが好きだったのに。いつの間にかそれが嫌いなところになっていた。結局人って持ってる何かをちゃんと活かせる頭の良さがないとダメみたいだった。私はまだ若かったから、それに気づけないであの朝さよならしたきり、もう繋がれなくしてしまったんだね。

取り繕われるのが嫌いだった。私の前で格好つけられるのが嫌いだった。ありのまま居てくれる人を大事にした。背伸びもしないで、足を曲げて背をわざと下げるようなこともしないで。私と目線がちょっとずつ違えば、その違いを楽しんだらいいじゃないですか。

わたしって、羊水みたいになりたい。私の前では全員が魂ひとつになればいい。小さい尊い命を、ゆらゆら包んで生かしてあげたいと思う。ぜったいに溺れないよ。泣こうが喚こうが、私は黙って見てるよ。何も言わないで、ただ生きているかどうかだけずっと見ておいてあげるね。ぷかぷかしてるこのいのちも、いつかは宇宙のどこかへ消えていってしまうのだけど、だからこそ今この瞬間を大事にするね。生まれてきてくれてありがとう。私の元に巡ってきてくれて本当にありがとう。こういう気持ちで周りの人たちを日々抱きしめる生活です。