お酒をご馳走してくれた

好きと嫌いが地続きなら、もう何も救いがない。私を嫌いになったのは何月何日の何時頃ですか。怖くて聞けないことが沢山ある。幸せな時に貰った紙で手を切った。この傷は治らなくてもいいとさえ思えたのに。誰のことも分からなくてごめんなさい。自分のことですらよく分からない。

良い文章が読めないから私はいい文章が書けないんだ。良い文章を読む体力がない。私のことを読んでよ。きっといい文章を書いていると思っていたのに。あるとき、私はただの臆病な一個人に過ぎない。送りたくて送れない文章も、渡したくて渡せなかったプラスチックも、本当は引きたかった腕も、するりと抜けて、京王線に乗っていった。雨が煩いよ。ずっとだなんて。来年の今日も一緒に居ようね、とか無責任なことも言えてしまうんだ。明日のことすら分からないのに、なんでそんな約束をしたがるの。悔しくて仕方がない、私があと5人ほどいれば、是非が分かったのかもしれない。

私に似合う宝石を贈ってください。もう間もなく何かが起こるのかもしれない。ずっと疼いてるものは何。

冬になったというのに、希望の光は見えなかった。私はこのままでいいのかな、あと2ヶ月は厄年なの。もし体が悪さをしても、私が許すはずないから、存分に暴れてみてください。知らぬが仏。焼け石に水。私の唾液に毒が混ざっていればよかった。終わらせたいくらい好きだった。早く私の前から消えて欲しい、私以外の人と親しくなるのが許せないから。見たくない。