帰化

情報が沢山入ってくるのが不愉快。
人のことは知りたくないけど、知られたいと思う。私は相手のことは何も知らなくていいので、自分のことはすべて把握されたいな。貴方のことは見たくないけど、私のことは全部知っといて、とっても自己中心的でしょう。

とても好きなものがあったとして、でも自分が触れたらいけないんだなとおもう瞬間。沢山好きなのに、全部わかってるせいで苦しいくらいに何も出来ない時。何をわかった気になっているの、と言われたらどうしよう。私の世界で勝手に貴方が神様で、私は勝手に全知全能。私が怒らせたと思っていた貴方は、ただ返事が遅いだけだったの。みさきくんならなんて言ってくれるのかな。そういう日もあるよ、とかそういうことでいいのにね。

一昨日もした会話を今朝もした。予定調和が好き、何も乱さないで欲しいと思う。明日になってもまた同じ話をするのかな、つくづく、全部「おあつらえ向き」のもので、私のための特別なものでは無いのだろうなと思う。でもそういうのを少しずつ貯めて、大切にした。私が関わることで誰かの結び目が解れたりしませんように。私が人に与える影響が少なければ少ないほど良いと思う。良いことだろうと悪いことだろうと人に作用するのが怖い。
やはり自分の世界だけで生きたい。私に影響されないような人のことも好き。私に影響される人は、できるだけ自尊心などが少なければよっぽどいい。私が作用して、誰かの通学の道を変えてしまったら嫌だし、なにかの味を選べなくしていたら嫌だな。

来週着ていくお洋服のシミの理由を知らないでしょう。私は泣いてもいいけど、私が泣かせるのは嫌だな。だからやっぱり人のことを知らなくてもいい日があると思ってる。私の事だけ知っていてほしい、私は誰かを傷つけたことすら気づかないでいたい。そして本当は、私が傷ついていることも、喜んだことも何も知らないでいて欲しい。弱くて臆病で、何も共感できない。

春が終わったら梅雨が来る。今年は梅雨のことも好きになれそうだったのにね。