化粧品がたくさんある。収集癖のある私のせいで、罪のない化粧品たちがどんどん衣装ケースに収容されていく。年々増えているので、申し訳ない。今は衣装ケース1段分で収まっているが、そろそろ2段目に突入するだろうな。
一つ一つの化粧品は好きだが、これらを全部使い切れるか不安である。
化粧品を集める人に対して｢瞼は2つしかないのに、そんなに集めて使い切れるんですか？！💢｣と言う人がいる。
私はそれに対して、瞼は2つだけど、毎日は沢山あるのになと思う。その日によってなりたい自分は違うのに。その理論だとお洋服もワンピース1着でよくなってしまうよ。体はひとつしかないのだから。
本来お洋服は体温調節のためのものであるから、一緒にするのはちょっと違ったかもな。ごめんね、と架空の誰かに謝った。
最近はあんまり化粧品に心がときめかなくなってしまった。沢山持っているので、要らないし、グッとくる何かもない。物欲が無いというのは寂しい。お買い物が好きだったから。
母親に｢若いうちはたくさんものを集めちゃう。歳をとっていくと自分の好みや必要なものがわかってくるので、どんどんものが減る｣と言われた。
けど、私はゴミ屋敷みたいな家に住む年増の人をテレビで見たことがあるし、ツイッターランドにだって化粧品を大量にコレクションしてるお姉さま方が沢山いらっしゃるよ。選択とは、美術だわ、と私は思う。
ベッドカバーを洗濯した。
柔軟剤をいつもより若干多めに入れて洗濯したら、懐かしい匂いがした。
昔好きだった温泉の施設の匂いがする。その温泉のボディーソープとかがこんな匂いだったのかな？家族湯のお部屋からは海が見えて、船で釣りをしている人たちを見ながら家族とお風呂に浸かった。あの時間がすごく好きだった。
去年久しぶりにその温泉に行ったら家族風呂が無くなっていた。
