解放宣言

狂ってる人とする狂った恋愛。綺麗だと思っていた川が実は汚い川と知らされた時。まだ半袖の時期に駐車場で泣いたこと。11月末に寒い中酔って履いた男物の白いサンダル。自作のぬいぐるみを大切な人にあげる。インターネットで知り合った可愛い女性とジェンガをした。結局違う人と行く旅行。一番くじの無いコンビニ。全部私のことなのに、情緒が違いすぎて私の事じゃないみたいだった。
なんで今こんなに穏やかに暮らせているのか分からない。気分がジェットコースターみたいにならないと詰まらないから。思えば、あてが外れることなんて沢山あった。母と父が離婚した時、幼稚園の時好きだった子が私じゃない子を好きだった時。手に入らない物の方が多いのに、いつの間にか欲しいものは手に入るようになっていた。だから、手に入らないのが怖くなった。美しくないのに美しかった。もう喋りたくないのに喋ってしまう、したくないのにしてしまう、そんな人生を歩めないときの自分。

一人の人をどこまで味わい尽くせるのか。穏やかな音楽を聴きながら穏やかな環境で穏やかな仕事をしていた。日差しが私の方に差して、パソコンの画面に反射した。何も聞いてないってことは、私だけに知らされた事項なのだろうな。嘘をつかれてるかもしれないな、でもまた当てがはずれることもあるだろうし
私の目標は、今のところ現状維持です。煙草もときたまなら吸ってもいいよ。もっとくっついても離れてもいい。私はまた手放して自由になって生きる、今年も