運命にするかどうかを決めて

全部を運命にする才能がある。
例えば今付き合っている響太くんは、高校生の時1度しか話したことがなかった。その1度と言うのは、ある時私が夕課外をサボって早く帰ろうとして駐輪場に行く。すると、響太くんが1人で駐輪場にいた。私は1度も話したことなかった彼に話しかけて、一緒帰ろ〜って言ってそのまま一緒に帰った。
そのあと高校の間に彼と話したことは無い。
大学に入って、そういえば私たちってあんなことあったよね〜などと言って仲良くなった。


無駄な行いって、実は全部種まきだ。
不発に終わることもあれば、ビックリするくらい良い植物が育ったりもする。

自分の昔の行動とかに都度感謝している。
例えば好きな投稿主の動画のパロディを作ったこと。例えば中学生の時に面白いネットの活動者の人に話しかけたこと。例えばずっと頑張って制作作業をしていること。例えば誰かのことをずっと覚えていること。

運命って作れるのだと思う。
今では随分好きな作家さんがイベントの際私の前を通った時にこちらを見てお辞儀したこと。
そのときはまさかその人の事務所にお邪魔して一緒に宇宙食を食べるなんて思ってもみなかった。その一瞬で、あ、この人は私にとって大切な人になりそうと思ったし実際にそうしたのも私なのだった。


勉強を頑張っていたからなにかにお呼ばれして、誰かを紹介してもらえたり何らかの機会を貰った。知り合った人でピンと来た人とは絶対に関係を大事にしようと思っていた。

ここ数年、私が今までまいた種から色々な植物が育っている。

無駄こそ有難い。
一見無駄と思われても、その無駄でいい思いをするのだ。無駄って無駄じゃないから。

沢山行動することが、種まき。毎日明るく元気に過ごせば良い植物がきっと実るよ。
元気があったら、小さい芽にも気づけるはず。


無駄なことをたくさんやって、上手に育てていこうと思う。美しい花が咲くかはわからないけど、園芸をやるなんて素敵。植物を愛でられない人より愛でられる人の方が幸せの手段がひとつ増える。
上手に生きようとせず、肩の力を抜いて生きると言うのは「ちひろさん」という漫画から得た教訓。
のびのび泳ぐように生きていこう。私たちは観測者であり、流星でもあるのだから。