2023-01-01から1年間の記事一覧

パレット

いつもは降りないような駅に降りた。 キラキラしていて、少し落ち着いた街。新宿が遠くに見える街。大きな駅の入口には、イルミネーションが飾ってあった。 東京タワーに登った時のことを思い出した。気温が今日と似ていた。あのとき、時間が止まれば良かっ…

ウインク

見たくないものは見ない。聞きたくないものは聞かない。知らないでいたいことは知らないフリしたまま、気づかないように。気づきすぎないようにして生きる。みんなが見えないものが私に見えたとしても、なかったかのように振る舞うだけ。明日の朝、寝て起き…

私の黒い穴

あなたがたのほとんど全部に失望しました。私がもっと利口だと思って見積もっていたものが、大してそういう訳でもなく、低いところを流れているのであれば私はもう二度と泳ぐことが出来ない。一度見限ったものに対して、徹底的に追い込んでしまう。いつ会社…

9月に戻れたら

愛する人へ、いつになったら私を殺しに来てくれる。去るもの追わずなんて馬鹿の言うことだ。出禁くらいにしないとわたしの熱量の割に合わないのに。なんてね。毎日違う人。少女っぽい娼婦。悪魔っぽい天使でいよう。黒も、赤も、白も、紫でも似合う女でいよ…

ゆく河の流れは絶えずして

人の醜い感情をうまく噛めなくて、結局丸呑みしてお腹を壊す。それもまた人生。貴方は何周目ですか。 私は視力が悪くて目が見えないけど、陰影を捉えるデッサンではそちらの方が有利。小さいところが見えすぎて嫌なら眼鏡を取ればいい。見えないことの贅沢さ…

気持ち悪くて泣きそうになった

12月末に色々と整頓してから、ずいぶんと元に戻ったように思う。毎日楽しくて仕方がない。仕事ってこんなに楽しかったっけ。前みたいに泣いて怖がりながらものを作る事も無くなった。考えて動いていた部分を1番褒めて欲しい人に気づいて貰えたりしたし、今日…

解放宣言

狂ってる人とする狂った恋愛。綺麗だと思っていた川が実は汚い川と知らされた時。まだ半袖の時期に駐車場で泣いたこと。11月末に寒い中酔って履いた男物の白いサンダル。自作のぬいぐるみを大切な人にあげる。インターネットで知り合った可愛い女性とジェン…