この世で1番好きだよ

靴紐を結びながら、また今日が来たことに対して絶望した。蝶々結びを完成させた頃にはいつも、私の望みが一切叶うことは無いのだと思い知らされる。何かができないなら、できるようになればいいと人々にアドバイスをして回ってるのは私なのに。

どさくさに紛れて、一緒に悪いことをしてしまったあの日、なんで私を責めたりしなかったの。私を責めるには十分すぎるものを貴方は持っていたのに。
私を責めて、許さず、一生うっすら嫌いで生きてください。

朝から雨が降れば、きっと落ち着いて仕事になんて行けないから。誰かがいてやっと動けるようになる。