卒業アルバムの私の笑顔は何だったのか

時計の針が、緩やかに動いている。カチ、カチ、、と音を立てて時を刻むタイプではなく、ゆる〜っと止まることなく針が動き続ける時計。私はこのタイプの時計が大嫌いだ。気持ち悪い。

クリエイティブから逃げるな、と、神様から言われているような気がする。
ポートフォリオを作らずに済む企画職(大企業)を受けて、最終面接で落ちた。そのあと何社か受けて落ちて、あたらしく営業で受けて最終面接まで行った会社でクリエイティブを勧められている。
ポートフォリオを、作品を、説明をする場が設けられているのだ。

正直、内定を貰える気満々でいた。というのも、会社への志望動機やら自己分析やら、したい職種に対しての志望理由など入念に整理して、言語化して、準備していたからだ。我ながら、かなりやったと思う。もしそれで落ちたら、本当に合わなかったんだなあと逆に納得したはずだ。

怖い。とても怖い。作品のクオリティが見たいのか、それとも私の制作に対するマインドを見てくれるのか、なんなのか。とても怖い。
怖いが、ちゃんと向き合うしかない。
私は、もしかしたらここでちゃんとクリエイティブに向き合わなければ、一生逃げることになるのかもしれない。

なんか、流れで何となく上手くいく人達が羨ましい。私は、勝負に負け続けてきたし、挑むことも怖い。真剣勝負が、怖いのだ。真剣に頑張って、負けるのが怖い。臆病で最悪なのだ。

神様に、今度こそ逃げるなと言われている気がする。人生で1度でも真剣勝負で勝ってみろと、根性を見せろと言われている気がする。怖いです。なんで私ばっかりこんな!と思う。
私の周りの連中なんて適当に面接受けて適当に受かってると思う。ちゃんと真剣勝負を、したのだろうか。私が、人のこと見えていないだけなのかな。
真剣勝負が、できる環境ともとれる。みんなも就活で真剣勝負しなかっただけで、他の場面でたくさん真剣勝負してきたんだろうな。私もそろそろ逃げずに戦おうと思います。

戦士の誕生。