足を組むな

私の前で考え事はよしてください。今は体のお時間です。 特別な人のことが特別じゃなくなった途端に特別じゃなくなった歌、さようなら。ひとがどうしたら擽ったくなるかが小さい頃からずっとわかる。ある人は沢山褒めたらいいし、ある人は少し意地悪してみて…

新しい話

そろそろ新しい話に入ってもいいかな。読書が好き、同じ本を何回でも読み直す。お気に入りは、辻仁成の「冷静と情熱のあいだ」、三島由紀夫の「潮騒」、最近は木嶋佳苗の「礼賛」を読んだ。紙をめくる時の渇いた音が好き。私そろそろ新しいお話をはじめてもいいか…

天使がいたから

好きな文章を書いていた人は、友達が出来てから更新を辞めた。幸せになると人は生活をきちんと見つめない。幸せな人が好きだけど、芸術は不幸者を摂取するに限る。今日も仕事をした。画面に酔ってしまって、具合が悪かった。トイレで口紅を3回ほど塗り直した…

行き過ぎた母性

人生で特別な異性というのがみんなそれぞれ居ると思う。私だって沢山いる、両手で収まるか収まらないか、それくらい。親友かもしれないし、元恋人かもしれないし、もう二度と会えない誰かについても、そう思ったかもしれない。 私は好きな人の母親にいつもな…

投了

知らない街の知らないお店で手に取った知らない国のお話。生きていくというのは、ほとんど死んでいくのとおなじ。食べるから排泄をする、排泄をしたからまた食べる。毎日は1個ずつしかなくて、それのほとんどを私が選ぶ。九州の真ん中、小さな街の生まれ。母…

新宿

すみれ。空。鳥が溺れていた。朝、飲み物を飲む。支度をする前の支度。しょんぼりしないこと。とびきり美味しいものが食べたい。最近ご飯を食べて泣くことが無いな。美味しいものを食べた時に涙が出る経験、私は美食家だから。人生って新宿を歩くのに似てる…

小さい指切り

書きたいことしか一生書けないのだろうな、描きたい絵しか一生描けないのと同じように。自分にいちばん嘘がつけない。それも嘘かな。上手に嘘をついてみたかった。 今どこで何をしていますか、ちゃんと毎日ご飯は食べられていますか。今年の冬は風邪を1回で…

辛くても辛くなくても文章書き続ける

普通の人に比べて周りに本当に関心が無いかもしれないと思う。でもそれって私をちゃんと分解したら、人に興味を1度でも持つとその人ばっかりになって嫌になっちゃうのが怖いだけだ。自分に集中してるうちは人なんて気にしなくていいから。自分は好きすぎても…

殺人(発明)

自分の脳を支配しろ、自分の脳を騙せと自分にいった日、人間の頭をビニール袋に入れて持ち歩く夢を見た。そして夢の中で私の頭蓋骨がなくなって、頭を触ると柔らかくなっていた。死ぬまで頭をどこにもぶつけずいきないといけないと知って辛くなった。起きた…

gold

雨の音がする。部屋が寒いのに半袖を着ている。仕事があるのに夜更かし。 綺麗な嘘ばっかりの音楽、あの日のギター、同じフレーズでも歌い方が違ってしまったのは、私とお前の人生経験の差でしょうが。私を正そうとしないで、私にあるのは、泥臭い真実だけで…

パレット

いつもは降りないような駅に降りた。 キラキラしていて、少し落ち着いた街。新宿が遠くに見える街。大きな駅の入口には、イルミネーションが飾ってあった。 東京タワーに登った時のことを思い出した。気温が今日と似ていた。あのとき、時間が止まれば良かっ…

ウインク

見たくないものは見ない。聞きたくないものは聞かない。知らないでいたいことは知らないフリしたまま、気づかないように。気づきすぎないようにして生きる。みんなが見えないものが私に見えたとしても、なかったかのように振る舞うだけ。明日の朝、寝て起き…

私の黒い穴

あなたがたのほとんど全部に失望しました。私がもっと利口だと思って見積もっていたものが、大してそういう訳でもなく、低いところを流れているのであれば私はもう二度と泳ぐことが出来ない。一度見限ったものに対して、徹底的に追い込んでしまう。いつ会社…

9月に戻れたら

愛する人へ、いつになったら私を殺しに来てくれる。去るもの追わずなんて馬鹿の言うことだ。出禁くらいにしないとわたしの熱量の割に合わないのに。なんてね。毎日違う人。少女っぽい娼婦。悪魔っぽい天使でいよう。黒も、赤も、白も、紫でも似合う女でいよ…

ゆく河の流れは絶えずして

人の醜い感情をうまく噛めなくて、結局丸呑みしてお腹を壊す。それもまた人生。貴方は何周目ですか。 私は視力が悪くて目が見えないけど、陰影を捉えるデッサンではそちらの方が有利。小さいところが見えすぎて嫌なら眼鏡を取ればいい。見えないことの贅沢さ…

気持ち悪くて泣きそうになった

12月末に色々と整頓してから、ずいぶんと元に戻ったように思う。毎日楽しくて仕方がない。仕事ってこんなに楽しかったっけ。前みたいに泣いて怖がりながらものを作る事も無くなった。考えて動いていた部分を1番褒めて欲しい人に気づいて貰えたりしたし、今日…

解放宣言

狂ってる人とする狂った恋愛。綺麗だと思っていた川が実は汚い川と知らされた時。まだ半袖の時期に駐車場で泣いたこと。11月末に寒い中酔って履いた男物の白いサンダル。自作のぬいぐるみを大切な人にあげる。インターネットで知り合った可愛い女性とジェン…

愛憎

可愛さ余って憎さ100倍と言うのはよく言ったものだ。お行儀の悪さも、癖も、何もかも可愛らしかった。どこにも行かないでよ、悪いことをしないで欲しい。私のそばにいて欲しい。でも無理だから、お別れを言わずに1人で家を出た、朝。貴方と彼の何が違ったの…

師走

10月なんて無くなればいい。11月はもっと無くなれば良い。 人とお別れしたり、違う道を往く度、永遠が無いことに悲しくなる。好きになりすぎてしまう、嫌いになりすぎてしまう。こんなに辛いなら出会いたくなかった。今はいいかもしれないけどまた辛くなる。…

不思議だ

恋愛する度、不思議な気持ちになる。 一緒にお風呂に入ったのに、隣で寝たのに、私の中に入ってきたのに、もう今じゃ目も合わせられない。口も聞かない。どこに居るのかわからない。どこで何をしてるの。会社に行けなくなったが、会社に行かないといけない日…

左様なら

認めたくなかったことを沢山認めるターンがやってきた。出来ないことを出来ると言った回数。嫌いなのに好きと言った回数。大丈夫じゃないのに大丈夫と言った回数。怖かった。何も無いのに、何でも持っているふりだけうまかった。抱え込んでいたのに、すごく…

あざといこ

たまたま近くにルミネがあって、だからハンドルネームをルミにした、そういう朝。昨日送ったLINEにはずっと既読がつかなかった。そんな日もある。返ってこないのも一興、返ってくるも一興。爪を水色に塗り替えた。ルミは、きっと水色が好き。 充電が無くなっ…

成人式

あるとき、泥のついた宝石だった。見つけて欲しかったのにいえなかった。幸運なことにも気づいた人がこっそり持ち帰り、小川で泥を洗ってくれた。ありがとうすら言えなかった、口が着いていなかったから。それでも捨てたりせずに、大切に仕舞ってくれた。貴…

東京

人の暮らしが羨ましく見えるのは、書いてないところを想像できていないだけだ。書かれなかったこと、言われなかったこと、そこに本当がある。私はそれが嫌で、逆張って、最終的に何も持たない私だけ残った。何も書いてなかった。明日死ぬと思って生きていた…

くちづけ

静かな冬の味がした。この季節がとても好きだ。冷たくて、動けなくて、暖かい。インスタグラムに載せない夜。歌詞の意味がわからないまま聴いている歌。怖くて見れないプロフィール。貰った手紙。この季節は私を傷つけて、そのあと私を包み込む。ずっと友達…

お酒をご馳走してくれた

好きと嫌いが地続きなら、もう何も救いがない。私を嫌いになったのは何月何日の何時頃ですか。怖くて聞けないことが沢山ある。幸せな時に貰った紙で手を切った。この傷は治らなくてもいいとさえ思えたのに。誰のことも分からなくてごめんなさい。自分のこと…

怪物の部屋

終わった恋の方が好き。自分にとって都合がいいから。あの小さい町で私は何人の人を好きになって、何回苦い思いをしたのかな。何も叶わなかった。私が美しくなかった所為。懐かしい匂いがした。好きすぎて痛かった。こんな狭い部屋で全てが始まったんだと思…

このままずっと

盛者必衰と言うが、いいことがずっと続くことってないみたいだ。15歳で死に損ねた日からもう何年生きた?私の二回目の人生は、地獄みたいに寒くて、普通みたいにぬるい。整わない。昨日会社で上司に面談をして貰ったが、仕事は上手くいっているみたいだった…

曇のち無い

先週、好きだった人の今現在の身長体重血圧等がわかり、インターネットを根気強くやっていて良かったなと感動した。最近また自分がよく分からなくなってきて、自分の中のその人に問いかけるも、もう口を聞いてくれなくなった。知らない男性に追われる夢を見…

あの時殴ればよかった

誰とでも仲良いって、誰とでも仲良くないってことだと思う。私だけ、仲良くして欲しい、私だけ仲良くしないで欲しい。多くを与えられてきた人は狡いな。当たり前に貰えてきたから、その贅沢さに気づかないのだ。気づかないでずっといられる幸福、私も味わっ…